ヤギのキャラバンーローマンタン王国ーネパール

作品紹介
ローマンタン王国ーM30号
ヤギの背中に荷物を乗せて運ぶキャラバン。4000mの高地を往く。後ろに王国の紅い城壁が見える。

2022年10月24日 ネパールの秘境Mustangのローマンタン王国(1530~2008年)に取材旅に出かけた。友人の牟田壽氏と二人旅。
ローマンタン王国はヒマラヤの麓3.800Mの高地にあり、30年前まで鎖国で外国人は入境できなかった。
8年前から車が通行できるようになった。入境にはガイドを雇わなければならない、二人以上のツアーであること一人500$ (10日間)の料金がいる。などの決まり事がある。
飛行機でNEPALの首都Khatmanduに着いて、空港で、VISAを習得して、SIMカードを買う。友人のBista氏の迎えを受けて車で、街の中心街
タメール地区まで送ってもらい。ホテルに投宿する。早速友人も交えて食事をする。メイン料理はチキンカレーだ。以後1ケ月間同じような料理を食べることになる。Nepalはコロナ禍に加えて、デング熱が流行していて、周りの人がかかっていて、怖いが旅を中止できない。
Bista氏が旅の中継地点、PokharaのHotel mountane viewまで車で送ってくれた。車で約10時間、悪路で揺れて、しんどい。バスだと更に、しんどいだろう。

Pokharaで、3日間休息を取る。池に映えるMachhapuhhere山6.930mをスケッチで描く。Nepal第一作目の作品。
日本から送ったキャンソンボード紙がホテルに届いていたので、それを使用。
Pokharaで、入境の手続き、ガイド、酸素ボンベ、車の手配などをする。ホテルが手続きを代行してくれた。

秘境ローマンタン王国へ向かう。

Pokharaを出発して、中継地Veniに向かう、私、牟田、ガイド、運転手の4人だ。veniのラムジ博士の家に辿り着いて、泊めていただいた。
ラムジ博士は、飯塚に住んでいるネパール人ラジェンドラ君の親戚だ。それでお世話になった。
Veniは川沿いに開けた街だ。街は大きく、にぎわっている、veniから次の中継地、Kagbeniに向かって出発する。ここから山道になる。道は雨で土砂崩れなど難関続き、通行止にならないように祈りながら中間地のkagbeniを目指す。山間地だけど、バナナが多い、Marphaの街はりんごが多い、リンゴの樹の下に紅いそばの花が咲き乱れていて美しい。スケッチで描く。
ローマンタン王国に近づいて、ガイドも、運転手も行ったことがない事がわかった。道も何も知らないのだ。それくらい秘境だ。怒ってもしょうがないので、村人に道をたづねて辿り着いた。、
やがてローマンタンの紅城壁が見えた時は、涙が出た。10月23日4:00pm頃だったがまだ明るく憧れのローマンタンの写真を撮った。
次の10月24日スケッチに出かけて、『来た!』と呟きながら、感動を抑えながら最初のスケッチが出来た。2枚描いたところで、フラフラになり、 三枚描いたところで、低酸素に動きがままならず、道を10歩歩いては10分休んだ。3枚が限度だった。それでも憧れのローマンタンの3枚のスケッチが描けた。
帰国して油絵でM30号で描いた作品は、ヤギの背中に荷物を積んで運ぶキャラバンを描いた。ヤギのキャラバンはNEPAL独特のモチーフです。

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