兎の糞ータバコの代用

作品紹介

モンゴルの秘境、ウブス地方にトナカイ遊牧民ツアータンを取材に出かけた、ジープで湖の氷の上を走るので、氷が30cm厚くなければいけない。
11月になれば30cmの厚さになるので11月の取材旅になる。防寒服は日本のでは寒さ凌げないので、現地のモンゴルで、
兵隊が着ていた古着を買うことになった。首都ウランバートルをジープ2台、ガンぜリク、バットリフ、大塚、私、と運転手2人の6人で出発する。モンゴルの大地は道路がないので、轍の跡を見ながら走る。共産国家で、全国土国の土地なので、何処でも自由に走れる。
夜になれば、雪原に建つゲルを訪ねて、一夜の宿をお願いする。助け合いの生活だから、快く止めてくれる、助け合わないとゆう僕の生活が成り立たない。そして温かいバター茶を振る舞ってくれる。
朝になってお礼に写真を撮ってあげると言うと、夫人が赤い服に着替えて、白馬にまたがる。白い雪原に赤い服が映えて絵になる。
ムルンに着くとトナカイの標識があった。ツアガンノールの村に着いて、ガソリンを得る為、2〜3日留まる、ガソリンスタンドにガソリンがないので
村を一軒づつ回って、買い溜めしているガソリンを分けてもらう為。1台25ℓ入れば動かせる、開高健が釣りに来た、ツアガンノール湖も氷が張っていて、5人乗りのジープで氷の上を渡ってゆく。村里に日用品を買い求めに来ていた、30人くらいのツァータンの群れと一緒に
遊牧民の集落の森に向かう。ジープは途中の民家に預けて、山道を歩く、トナカイ遊牧民が集落を作る、森にたどり着く。森の中なので7家族ぐらいが限度でテントで生活している。2時間くらい歩いてゆくと又集落があるので、トナカイに乗って、土産物を届ける、
狼は人間を襲わないが、熊は危険なので、用心しながら、針葉樹の森を雪の残る大地をトナカイに乗って行く。親しくなったツァータンの男性が私にタバコをくれと言う。わたしがタバコを持っていないとわかると、残園がる

トナカイのフンをタバコの代用

行商人がタバコを売りに来るまで、トナカイのふんを代用する。トナカイは、苔やきのこを食べるので、ふんの味がうすく
うまくないと嘆くので、なんのふんがうまい?と聞くと、うさぎのフンが美味いと答えた。
トナカイの角が1Kg10.000円くらいで、漢方薬の材料で売れる、そのお金で、タバコや日用品を買う。持参した日本の石鹸をあげると
とても喜ばれた。

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